ドーモ、読者=サン。さくらい(@sakutomo0615)です。
11月から1か月半に渡り、インドへ語学留学に行きます。ちょうど引っ越しが終わったばかりでして、荷物の片付けもあまり十分ではありません。そんな状態の中でインドへ行く事になってしまいましたので、今回は持っていく荷物の一部をEMSでインドに送ってしまおうと思います。
日本からEMS(国際スピード郵便)でインドへ荷物を発送する際の手続きや注意点なんぞを解説してみようと思います。
今後はますます必要性がアップすると思ってます。と言うのも、日系企業がインドへ進出するにあたって単身赴任で海外に駐在しなければならないケースって多くなるはずなんですよ。ある日、単身赴任の旦那さんから『味噌汁・カップラーメン・衣類を送ってくれ』とメールで頼まれるケースって多くなるはずですので、覚えておいて損はないんじゃないかと思います。
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EMS(国際スピード郵便)とは?

みなさんの街の郵便局で受け付けている、国際郵便サービスです。手紙などの書類から小包まで海外に発送する事が出来ます。(当然の事ながら送れない国や地域も存在してますので、送り先の情報や発送に関する情報は事前に確認しておきましょう。)
たいていの民主主義国家へ送れる点は便利ですが、インドを始めとする『あまりリッチとは言えない国』に荷物を送る場合は、当然の様に配達担当者にパクられる事もあります。他にも理由は後述しますが、高価な品物を送るのには残念ながら向いていません。
せいぜい衣類やインスタント食料品(肉とかは厳禁!)やシャンプー・洗剤等の日用雑貨程度に留めておく事をお勧めします。
発送伝票の記入方法
発送伝票は書類用と小包用の2種類があります。殆どの方は小包を送りたいと思いますので、そちらにフォーカスして話を進めます。
書類用発送伝票

赤枠の表示を見ると、『書類用(Business Papers)』と書かれています。こちらは書類用の伝票なので、文字通り書類しか送れません。あまり使う機会はないですね。
物品用発送伝票

赤枠の表示を見ると、『物品用(For goods)』と書かれています。こちらが小荷物を海外に発送する際に使用する伝票です。
From欄には送り主の情報(日本の住所)、To欄には送り先の情報(インドの住所)を記載します。インドの場合は山間部や紛争地帯は送れない事もあるらしいので、最初に郵便局で送り先の州名と都市名を確認すると良いと思います。日本人が駐在するような主要都市(デリー・グルガオン・ムンバイ・バンガロール・チェンナイなど)はまず大丈夫です。
もちろん、英語で書かないとダメです
内容品と個数の記入
下段のほうの赤枠内に『内容品の詳細な記載』と言う欄があります。こちらに梱包した品名を英語で記載します。英語で書かないとインドの通関の人間が読めないのです。日本語で書いてはいけません。
記載例:衣類・・・Clothing 書籍・・・Books カップ麺・・・Instant Noodles 靴・・・Shoes
今回は個人から個人(または自分自身)に送るため、HSコードと内容品の原産国の記載は必要ありません。
商業・販売目的での発送の場合はHSコードと原産国の記載が必要になってきます。これは商業目的での発送は輸出・輸入となるので関税がかかってしまうからなんです。なので、日本のタバコやお酒をコッソリ荷物に忍ばせても100%バレます!
インド税関は段ボールの中身を開けて全部確認しますので100%バレます。大事な事なので2回言いました。密輸になってしまうので決してやらないように。
発送と荷物の追跡
あとは各品目別に個数を記載して、重さを測定するだけです。1箱で7~8kgありましたので、国府津からインドのグルガオンまで送料が7000円になりました。当然の事ながら、発送荷物を追跡する事も出来ます。

↑この番号が荷物のお問い合わせ番号です。郵便局で貰える控えにも番号がありますので、失くさないようにしましょう。
EMS追跡サービスで確認しよう
荷物のお問い合わせ番号があればいつでも荷物がどのあたりにいるかががわかります。
実際に配達状況を確認してみると、クロネコヤマトとかとほぼ同じです。
このサイトで荷物のお問い合わせ番号を入力しましょう。

日本からグルガオンまでなら、大体4〜5日程度で到着するようです。
発送先での受け取り
次に場所は変わって、インドのグルガオンです。留学先のMISAOのスタッフが替わりに受け取っておいてくれました。特にインド税関やデリー中央郵便局からお呼び出しがかかったりとかは無かった様です。

↑確かに無事に到着はしているんですが・・・。

↑確かにガムテープを切って剥がした形跡があるんですよね。恐らくインド税関で開けられたのだと思いますが、中身は必ずチェックされるので危険物や酒・タバコを梱包するとエライ目に遭います。
ってか、開けた形跡をちゃんと隠そうとしないところがとってもインドらしいです。
まとめ
意外と海外へ荷物をEMSで送るのも簡単である事がおわかりかと思います。
以下に気をつけるべきポイントを挙げておきます。
- 重さで送料が決定されてしまうので、書籍や飲料などの重いものは費用が嵩みがちです。
- どのみち通関の時に荷物は開けられてしまうので、酒・タバコなどの品を送るのはヤメましょう。(違反品などもっての外)
- 送付する品物の合計額が高額だったり、未開封な新品が入っていると輸出と間違えられて、「税金を払え」と呼び出しを食らう事があります。
このあたりに気をつけておけば、かなり便利なので覚えておいてソンは無いかと思います。