アルバ(Arubanetworks)社製のWLC(無線LANコントローラー)の冗長化設定の方法

ドーモ、読者=サン。さくらい(@sakutomo0615)です。

前回のエントリーに続いて、Arubanetworksの無線LANを設定していこうと思います。

WLC(無線LANコントローラー)への接続方法

WLC(無線LANコントローラー)とAP(アクセスポイント)に固定でIPアドレスを振るところまで終わりました。ここではコンソール接続以外の操作方法を紹介します。(と言っても、他のメーカーのネットワーク機器と何も違いはありません)

sshでの接続

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TeraTermやPuTTYを使えばSSHで問題なく接続&ログインできます。

Webブラウザでの接続

Microsoft Edgeでも接続・操作が出来ます。http://WLCのIPアドレスで表示できます。

※WLC(無線コントローラー)を冗長化する場合はhttp://VRRPの仮想IPアドレス で接続します。

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ネットワーク設定と冗長化の設定が終わってからブラウザでの操作に切り替えると良いでしょう。

 

WLC(無線LANコントローラー)の冗長化設定をする

今回はこの様な構成を作ってみようと思います。エンドユーザーの構成とは関係は無かった。いいね?

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今回のサンプル構成図

AP(アクセスポイント)に固定IPアドレスを設定する方法はアルバ(Arubanetworks)社製の無線LANの初期設定方法(簡易版)を見ればよろしいでしょう。

 

WLCへのVLAN設定

まずはWLCのネットワーク設定から。

WLC-001#configure terminal

WLC-001(config)#interface vlan 601    ←VLAN 601を作成

WLC-001(config-if)#ip address XXX.YYY.ZZZ.12  255.255.255.0   ←IPアドレスの割り当て

WLC-001(config-if)#exit    ←config-interfaceから離脱

WLC-001(config)#vlan 601   ←VLAN databaseへの登録

WLC-001(config)#interface gigabitethernet 0/0/6    ←ポート6番(GE 0/0/6)の設定変更

WLC-001(config-if)#switchport mode access vlan 601   ←ポートの所属をVLAN 601へ変更

WLC-001(config-if)#exit    ←config-interfaceから離脱

 

WLC-001(config)#no vrrp 1   ←デフォルトで作成されているVRRP 1を削除(1はVRRP idね)

 

WLC-001(config)#vrrp 10   ←VRRP id 10を作成

WLC-001(config-vrrp)#ip address XXX.YYY.ZZZ.11   ←仮想IPアドレスを設定

WLC-001(config-vrrp)#vlan 601  ←VLAN 601上で実行させる

WLC-001(config-vrrp)#no shutdown ←vrrp インターフェースを起動する。

これで1号機側の設定はひとまず終了。2号機も同様に設定しておきます。※VLAN 601のIPアドレスが変わるので注意。

VRRP冗長化の設定

続いてVRRP冗長化の設定を行います。(1号機・2号機の両方で実施)

WLC-001#configure terminal

WLC-001(config)#master-redanduncy    ←冗長化設定モードへ移行

WLC-001(config-master-redanduncy)#master-vrrp 10    ←10はさっき設定したVRRP idです。

WLC-001(config-master-redanduncy)#peer-ip-address XXX.YYY.ZZZ.13  ipsec  #passphrase   ←ペアを組む相方のIPアドレス。1号機なら2号機のアドレス、2号機なら1号機のIPアドレスを入れる事。#passphraseには1号機と2号機の共通の文字列を入力します。

設定が終わったら、#write mem で保存して2台とも再起動しておきます。

VRRPの動作確認

コンソールケーブルを使用して、それぞれのWLCにログインします。

 

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WLC-001#show master-redundancy  ←VRRP冗長化の状態表示。相方のIPアドレスとどちらがMasterになっているかがわかります。

WLC-001#show switches   ←こちらも冗長化の状態表示です。

むぅ、これを見る限り、WLC-002(2号機側がMasterになってしまっている様子)

 

確認のため、2号機側も見てみると・・・?

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やはり2号機側がMasterになっています。切り替えをする場合は、VRRP作成時に登録したVLANをDownさせれば切り替わります。(ここではMaster機側VLAN601のケーブルを全部抜く)

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Web管理画面へログインし、 【Monitoring】タブを開いて左側メニューの【Network】→【All WLAN Controllers】を開きます。

上の画面の様にコントローラーが 「1台」表示されます。これはVRRPでMasterになっている機器です。この画面を表示したまま、Master機を切り替えると表示される機器も変わります。(F5ボタンで画面更新すること)

Masterとなる機器を固定したい場合(Preempt)

VRRPのMsasterをどちらかに固定したい場合(Preempt)は以下の設定で固定できます。

Failover後に障害から回復すると、Failbackが発生しますのでご注意を。(自然と戻るのでダウンタイムは極めて短い)

HA-preempt

固定したいVRRP idを選択して、Editボタンをクリックします。

 

HA-preempt02

こちらのPriorityの値を100から変更します。(デフォルトが100で、数値が高いほど優先度が高い。)

105とか110に変更してしまえば、障害復旧時に優先度が高い方へ切り戻ります。

 

今回はこの辺にしておきます。

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

櫻井智行

ネットワーク・サーバー系のフリーのインフラエンジニア。得意分野はデータベース・ネットワーク・負荷分散あたりです。30歳の頃に独立しましたが、それまでに巻き込まれた様々なデスマーチと火消しの実績からトラブルシュート案件ばかりが依頼される様に・・・。 ビットクリア設立後は趣味の炎上・デスマーチ観察を軸にデスマーチソムリエとして小田原市・東京を中心にグローバルに活動中。